近視について
近視は、遠いところにあるものが網膜の前方に結像するものですが、近視でははっきり見える一番遠い点(遠点)が近いほど、近視の度合いが強いとされる。この遠点距離が大体等しい焦点距離の凹レンズを眼にかけると、正視(平行光線が網膜に像を結ぶ状態。遠方の像が調節しないでもはっきり見える)と同じく無限遠まで見えるようになる。
近視の度は、この矯正レンズの度合いで表され、単位をジオプトリー(D)とし、1Dは1mの焦点距離を有するレンズ、2Dは2分の1mの距離を有するものである。すなわち、D=焦点距離分の1という事。
遺伝的な因子も関係すると言われているが、現在はっきりとはしていない。調整に関係する筋肉の一時的な緊張によって、軽い近視の状態になることがあるという説があり、このことを偽近視(仮性近視)と呼ぶ人もいる。ごく軽い近視、または近視が始まった状態と同じことである。
遠くを見たり、凸レンズやコンタクトレンズを装用したり、副交感神経マヒ剤や交感神経刺激剤を使うとよいという見解もあるが、永続的な効果は実証されていない。